Houdiniノード勉強回。
今回は、”POP Proximity DOP”ノード。
見たことあるけど使ったことないノード。
Proximityとは日本語で「近接」を意味する言葉です。
つまりPOP Proximity DOPはパーティクルの近接ポイントに関する情報を生成してくれるノードです。
ほとんど使ったことないノードだったのですが実際に使ってみると、意外と有用なノードかもという印象。
食わず嫌いはよくないなと。反省。
こんな感じに、POPネットワークに組み込むと、
nearest, nearestdist, numproximityといったアトリビュートがポイントに追加されます。
“nearest”は最近接ポイントのポイント番号。
“rearestdist”は最近接ポイントまでの距離。
“numproximity”が検出したポイントの数。
パラメータは下図の感じ。
検索半径と、最大検索数を指定して、その範囲のポイントを探してアトリビュートを作ってくれます。
ユニークだと思ったのは、パラメータ”Geometry Source”の項目で検出対象を簡単に選べること。
これならpoint cloud openや何か使えばいいじゃない、と言われそうですが、POP Proximity(DOP)ノードの中身を見ると、Point Cloud Open(VOP)系ノードで作られているのが分かるので、これらのノードを作る手間が省けるなと。
point cloud系って、VOPだと用途に合わせて2つ3つノード作らなきゃいけないし、VEXコマンドは引数多くて覚えられないしで面倒に感じて、ほんとに必要な時にしか使わないんですが、これだとノード一個でその辺やってくれるので楽だなぁと。”使う予定はないけどとりあえず入れとくか”、くらいの気軽な感じで使えそうでGood!
個人的には、検索でヒットしたポイント番号を配列で持ってて欲しいので、その機能があればパーフェクトだったなと。(Point Cloud Find(VOP)的なヤツ)
ただノード内に自分でPoint Cloud Find(VOP)を作って組み込んでしまえば良いので、そのくらいなら頑張れる。
以下、余談。
近接ポイント番号を配列で持ってると、例えばそれらをラインでつなげてこういうのが楽に作れる。
POP Proximity DOP関係ないけど、上絵の作り方はこちら。
これはSOPで作ってるんですが、正直、POP Proximity(DOP)ノードみたいな処理って、SOPでよく使うんですが、SOPノードでは見当たらないんですよね。
リクエストしてみるかな。
以上! また次回。
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