Houdiniノード勉強回。
今回取り上げるのは、RBD Constraints From Lines(SOP)。
個人的に、いつも使い方を忘れてしまうノードの一つだったりします。
ノードで名前の通りRBDシミュレーション用のコンストレイントを作成するノード。
RBD Constraints From Line(SOP)
マニュアル曰く(意訳)、
ビューポート上でラインを引くことで、破片に対してコンストレイントを作成することができるノード。
以下、使い方の例。
上例では、簡単に板を2枚縦に並べたものを、RBD Material Fracture(SOP)で割ったものを使ってます。
その破片に対して、RBD Constraint from Line(SOP)でコンストレイント用のラインを作成します。繋いだ破片同士がくっ付いているのがなんとなくわかるかと。
ラインの引き方は、
1:RBD Constraint from Line(SOP)を選択、
2:Handleモードに切り替え、
3:ビューポート上でShiftキーを押しながらドラッグ
これでラインが引けます。
ビューポートの下の方に、使い方の説明が英語で出てます。
ライン作成後は、そのラインのコネクションのタイプを決めたりします。
パラメータの上の方にあるのがその設定です。
主なパラメータの解説です。
Surface Point:描いたラインでコンストレイント用のラインを引きます。上記の参考動画は、この設定にしてます。
Hinges:ヒンジ。蝶番。点で固定する感じです。描いたラインの中心を支点に、破片の重心とコネクトされるようです。
Center of Mass:ピースの重心を繋いだラインを作成。よくあるコンストレイントのライン。描いたラインでどのピースを繋ぐか指定する感じなのかな。
・Group Name
作成したコンストレイント用ラインをグループにまとめる際に付ける名前。
※このノードで作成されるのはコンストレイント用のラインだったり、ポイントだったり(Constraint Geometry)なので、これに対してコンストレイントの設定を別途与えてあげる必要がある・・・たぶん。
それをするためのノードがRBD Constratint Properties(SOP)。コンストレイントのタイプとか、強さとかの設定をするノード。
なのでRBD Constraints From Lines(SOP)とRBD Constraint Properties(SOP)はセットで使います。
以上、コンストレイント系はもうちょっと続けます。
また次回。
Sample File・・・ 171_RBDConstraintLine_Sample.hip
Houdini18.0.416
https://www.sidefx.com/docs/houdini18.0/nodes/sop/rbdconstraintsfromlines.html
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