Houdini勉強回。
前回、MatchSize(SOP)について取り上げましたが、そこで紹介しなかった機能があります。それが、Restore/Stash Transformのパラメータです。
これらを使うことで、MatchSize(ROP)による原点への移動値をアトリビュートとして保持したり、逆にアトリビュートをもとに移動することができます。
以下のようなネットワークで、ジオメトリ(任意座標)を原点に移動、Twistをかけて、元の位置に戻す、というものです。
(1):MatchSize(SOP)で原点に移動。パラメータ”Stash Transform”を有効に。これで、原点に移動し、かつDetailにxformというアトリビュートが作成されます。Geometry Spreadsheetを見ると、Detailにxformというマトリクス情報が作られているのが確認できます。
(2):Twistかけてひねってます。
(3):最後にMatchSize(SOP)で、もとの位置に戻します。
パラメータの”Restore Transform”を有効にすると、(1)で格納したxformアトリビュートを使用してジオメトリが移動。元の位置に戻ります。
Transform by Attribute(SOP)
xformアトリビュートを使った移動は、Transform by Attribute(SOP)でも行うことができます。
上記例の(3)をTransform by Attribute(SOP)に置き換えます。
パラメータの”Invert Transformation”を有効にすると、元の位置に戻ります。
Sample File -> 151_MatchSize01.hiplc
以上!
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