FumeFXのリファレンスメモ、3回目です。
今回はSimタブのSimulationロールアウトの項目です。
Fumeの肝となる項目が沢山ありますね。
=以下補足=
※1:Quality
精度値を上げると計算の反復回数が増えるのかな。
値を上げると精度が上がり、シミュレーション時間が増える。
ただし反復回数はMaximun Simulation Stepsで設定した値が上限。Qualityがどんなに高くても、Maximun Simulation Stepsで設定した以上の計算は行われない。
動きの早いものの場合、上げるとよいらしい。
※2:Maximun Iterations
シミュレーションの最大反復回数。小さな規模のシミュレーションではあまり大きな値は必要ない。
うまく値を下げれば見た目の印象を変えずに、シミュレーション時間を短くできる。
大規模や動きの早いシミュレーションは値を上げるとよいらしい。
シミュレーション中の反復回数は、Simulation Status Windowで“CG done with N iterations”というメッセージで反復回数を確認できる。(N=反復回数)
テキストで確認したい場合は、logを出力するといいよ。
logの保存先ははPreferencesで設定。
※3:CFL Condition
1シミュレーションステップでcellData(速度、煙、炎等)が移動可能な最大距離。
たとえば値を5すると、これを超えた時シミュレーションステップは分割されます。
CFL number が4~5の間でシミュレーションは安定するが、アーティファクトが出てしまった場合は値を上げるとよいらしい。(単位は距離だろうかボクセルだろうか?)
※4:Variable Density Solver
有効の場合、SmokeとTemperatureの”vd Multiplier”が使用可能になる。
高密度の流体が、低密度の流体に入り込むような挙動をシミュレートする?
※5:Advection
直訳すると移流。
・Default・・・デフォルト。
・Advanced(fields)・・・低い消散率ってことかな? これは炎、煙、温度に影響を与え、VelocityはDefault advectionを使用する。
・Advanced(fields and vels)・・・VelocityにもAdvancedが適応される。これは動きのゆっくりした流体を作るときに良いそうな。また、これは細かなディテールができやすいのでvorticityの値は小さくすることができる。
※6:Cubic Interpolation
よりディテールが出やすくなる。シミュレーション時間は増える。
※7:Time Scale
シミュレーション中の全体の移動スピードを速くしたり遅くしたり。
シミュレーションスピードを上げたら、安定性と連続性を増すためにSimulation Stepも増やした方がいいんじゃないとマニュアルが言っておった。
アニメーション可能。
※8:Use for N-Sim
複数のGridを一つのGridとして計算できる。
軸をそろえておく必要がある、つまりGridは回転しちゃだめ。
10%程度重なっている必要がある。
●Master Grid
これが有効なグリッドがすべての親となる。子グリッドは親グリッドに従属し、Simulationボタンも押せなくなる。
子グリッドはSpacing等親グリッドに依存する要になる。
同期する項目
Sc | Simulation Channel。炎とか煙とかのチャンネル |
Ec | Exported Channel。キャッシュ出力かな |
Gp | General Parameters tabのPrameter |
Sp | Simulation Parameter tab |
Wp | WTP Parameter tab |
Rp | Render Parameter tab |
Sh | Shader Parameter tab |
Im | Illumination Parameter tab |
※Shift押しながらクリックで全ON、Ctrl押しながらクリックで全OFF
※9:Gravity
重力の強さ。
buoyancyに影響を与える。
このことは異なる密度を持つ流体は上昇するか下降する、ということを意味する。
炎で熱せられた期待は密度が低くなり、結果上昇する。重力が0の場合、浮力も0になる。
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