今回は、MayaのWrapデフォーマノードについて調べてみました。
たまには基本に立ち返るのも大事かと。
ここではマニュアルに従って、制御する側のオブジェクトをラップインフルエンス(オブジェクト)と呼ぶことにします。
Wrapデフォーマ適応方法
1:変形したいオブジェクトを選択
2:ラップインフルエンス(制御に使いたいオブジェクト)を選択
3:Animationメニューから、[Create Deformers]->[Wrap]□
作成時のオプションは、Wrapノードのアトリビュートと同じなのでそちらを参照。
Falloff Mode
VolumeとSurfaceの二択。Soft SelectionのVolumeとSurafceと一緒。
デフォルトはVolume。Volumeの方が処理は軽い。
制御ポイントが隣接している場合、Volumeだと余計なデフォームをしてしまうことがあります。
そんな時は、Surfaceに変更すると上手くいくかも。
Exclusive Bind
ONの場合ポリゴンの頂点ひとつにつき、ラップインフルエンスの制御ポイントひとつが対応する。
感覚的にはOFFがSmoothバインド、ONがRigidバインド。
ONのほうが処理は軽い。
ラップインフルエンスの形状に忠実に変形したい場合もONかな。意外と大事な項目かな?
Auto Weight Threshold
ONの場合、Weight Thresholdを自動で設定してくれる。
Auto Weight Threshold Value
自動で設定したWeight Thresholdの値が表示される。
Weight Threshold
”デフォームの滑らかさ”、の理解でいいと思う。
0でなめらかに、1でシャープに変形する。あまり高い値にはしないかな。
Max Distance
インフルエンスオブジェクトの最大影響範囲。0の場合は無制限。
と、ここまでがWrapデフォーマノードの標準パラメータです。
が! 実は他にもパラメータがあります。
メニューからWrapデフォーマを作成した場合には、インフルエンスオブジェクトの”Extra Attributes”にアトリビュートがこっそり追加されてます。
ポリゴンとNurbsで少しアトリビュートが異なります。
ポリゴンの場合
Dropoff
Smoothness
値が高いほど平滑化される
Influence Type
1でpointベース、2でFaceベースでデフォーム
Nurbsの場合
・Dropoff・・・上のドロップオフと一緒。
・Wrap Samples・・・ちょっとよくわかりません。
http://download.autodesk.com/us/maya/2010help/Nodes/wrap.html
以上、Wrapデフォーマメモでした。
勘違い間違い等ありましたら、ご指摘ください。
それにしても、MayaのWrapデフォーマ重いし使い勝手が悪いと思うのは私だけではないはず。
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