No More Retake

3DCG屋さん向けTips&Referenceサイト

メニュー

FumeFXメモ その3 [Sim-Simulation]

FumeFXのリファレンスメモ、3回目です。
今回はSimタブのSimulationロールアウトの項目です。
Fumeの肝となる項目が沢山ありますね。

バージョンは3.5です。
04_Simulation


=以下補足=

※1:Quality

精度値を上げると計算の反復回数が増えるのかな。
値を上げると精度が上がり、シミュレーション時間が増える。
ただし反復回数はMaximun Simulation Stepsで設定した値が上限。Qualityがどんなに高くても、Maximun Simulation Stepsで設定した以上の計算は行われない。
動きの早いものの場合、上げるとよいらしい。

※2:Maximun Iterations

シミュレーションの最大反復回数。小さな規模のシミュレーションではあまり大きな値は必要ない。
うまく値を下げれば見た目の印象を変えずに、シミュレーション時間を短くできる。
大規模や動きの早いシミュレーションは値を上げるとよいらしい。

シミュレーション中の反復回数は、Simulation Status Windowで“CG done with N iterations”というメッセージで反復回数を確認できる。(N=反復回数)
テキストで確認したい場合は、logを出力するといいよ。
logの保存先ははPreferencesで設定。

 

※3:CFL Condition

1シミュレーションステップでcellData(速度、煙、炎等)が移動可能な最大距離。
たとえば値を5すると、これを超えた時シミュレーションステップは分割されます。
CFL number が4~5の間でシミュレーションは安定するが、アーティファクトが出てしまった場合は値を上げるとよいらしい。(単位は距離だろうかボクセルだろうか?)FumeFX_06

 

※4:Variable Density Solver

有効の場合、SmokeとTemperatureの”vd Multiplier”が使用可能になる。
高密度の流体が、低密度の流体に入り込むような挙動をシミュレートする?

 

※5:Advection

直訳すると移流。
・Default・・・デフォルト。
・Advanced(fields)・・・低い消散率ってことかな? これは炎、煙、温度に影響を与え、VelocityはDefault advectionを使用する。
・Advanced(fields and vels)・・・VelocityにもAdvancedが適応される。これは動きのゆっくりした流体を作るときに良いそうな。また、これは細かなディテールができやすいのでvorticityの値は小さくすることができる。

※6:Cubic Interpolation

よりディテールが出やすくなる。シミュレーション時間は増える。

※7:Time Scale

シミュレーション中の全体の移動スピードを速くしたり遅くしたり。
シミュレーションスピードを上げたら、安定性と連続性を増すためにSimulation Stepも増やした方がいいんじゃないとマニュアルが言っておった。
アニメーション可能。

※8:Use for N-Sim

複数のGridを一つのGridとして計算できる。
軸をそろえておく必要がある、つまりGridは回転しちゃだめ。
10%程度重なっている必要がある。

●Master Grid
これが有効なグリッドがすべての親となる。子グリッドは親グリッドに従属し、Simulationボタンも押せなくなる。
子グリッドはSpacing等親グリッドに依存する要になる。

同期する項目

Sc Simulation Channel。炎とか煙とかのチャンネル
Ec Exported Channel。キャッシュ出力かな
Gp General Parameters tabのPrameter
Sp Simulation Parameter tab
Wp WTP Parameter tab
Rp Render Parameter tab
Sh Shader Parameter tab
Im Illumination Parameter tab

※Shift押しながらクリックで全ON、Ctrl押しながらクリックで全OFF

※9:Gravity

重力の強さ。
buoyancyに影響を与える。
このことは異なる密度を持つ流体は上昇するか下降する、ということを意味する。
炎で熱せられた期待は密度が低くなり、結果上昇する。重力が0の場合、浮力も0になる。

 

その1 ?,その2 ,その3 ,その4 ,その5, その6, その7, その8, その9

 

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

関連記事

  1. 2014.03.24

    toxik:[Retime]
  2. 2012.05.28

    スケッチ:輝玉
  3. 2013.10.14

    toxik:[Blur]

コメントをお待ちしております

このサイトについて

3DCG Tipsサイト。Houdiniの記事が多めです。

RSS

follow us in feedly

Archives

  • 2024 (4)
  • 2023 (2)
  • 2022 (9)
  • 2021 (14)
  • 2020 (46)
  • 2019 (17)
  • 2018 (33)
  • 2017 (29)
  • 2016 (36)
  • 2015 (64)
  • 2014 (54)
  • 2013 (60)
  • 2012 (55)

スポンサードリンク

言語切り替え

  • English (United States)
  • 日本語

スポンサードリンク

言語切り替え

  • English (United States)
  • 日本語

Houdiniを使えるようになる本